Posted on 2017-08-08 10:58:25
はじめまして。当サイト管理人 内田と申します。
渋谷のweb制作会社で多くの不動産サイトを作ってきました。
昨今、不動産業界で多く言われているのが、
という 「不動産仲介業のFP(ファイナンシャルプランナー)化」 のトレンドです。
実際、成功している多くの仲介会社様が、このFPの視点を取り入れた営業活動をしており、「不動産はいつ買うべきか?」「ローンはどう組むべきか?」といってアドバイスをしています。 私も、そういったお話を聞き、なるほど!住宅購入とはそういうことを考えて決めるものなのか! と感心したものでした。
とはいえ、私はずっと賃貸住まい、その感心はどこか他人事でした。
説明しおくれましたが、わたくし齢41歳。4歳になる息子がいます。世田谷区で2LDKの賃貸住まいです。 4歳ともなると、そろそろ息子の部屋が必要ではないかと嫁と話になります。じゃ3LDKかというと、これは世田谷エリアで3LDKの賃貸となると、賃料も30万近くなってきます。いちおう私も会社役員ですから相応の年棒をいただいているとはいえ、これはやはりちょっと怖い。そこで、そろそろ我々も家を買おうか、と盛り上がってきました。現在10件くらいを内見しております。
さて、いざ自分で実際に物件購入を本気で検討し始めると、いままで聞いてきた不動産購入に関するプロの方・経験者の方・FPの方々の説明が意外とぼんやりしているように感じられました。
義父の意見 「これから少子化になっていく。オリンピックもある。購入はまだ待ったほうがよいのではないか?」
保険屋さんの意見 「賃貸住まいの“いつでも動ける”というメリットは、お金で買えないものです」
仲介屋さんの意見 「この物件のお支払いのローンと管理費は、今の賃料と同じくらいですね」
住まいを売却した友人の意見 「購入価格とだいたい同じくらいで売却できた。もととれたよ」
そしてネットの様々なコラム 「ご存知ですか?不動産購入のこんなコスト」
これらいろんな意見を聞く度に悩むのですが、どの意見に対しても、明確に反論も肯定もできないように感じました。これらの意見は「住宅購入の1側面しか捉えていない」ように思うからです。
自分が住宅購入で一番知りたいことは何だろう? とエクセルをいじり倒してやっと理解したことは、自分がとにかく知りたいのは「住宅購入とは、つまり月いくらで住める計算なのか?」でした。
賃貸契約におけるこの質問への回答はとても単純です。 「毎月の賃料が決まっています。2年に一度更新料が発生します」 これだけなので、この部屋に住み続けるコストがとても明快です。
一方売買契約は、
などなど、複雑です。結局この10年・20年間をいくらで住めたのかが、よくわからないのです。
いやいや住宅購入とはそういうお金の面だけではない。家族の充実した生活、持ち家という安心感、将来賃貸できないかもしれない不安の解消というメリットはお金に換算できないのだ、という意見も聞きます。 だからと言って、「コストを考えなくてよいのだ」とはならないと思います。その安心感はいくらに相当するのか。その不安の解消はいくらに相当するのか、を理解することは価値があると信じます。
私が提供したかったのは、まさに1つのルール・1つのフォーマットで、不動産に関する様々な意見・俗説に数字で答えるためのツールです。 先ほどの、いろんな人たちの意見に数字で応えようというのが、本ツールの狙いです。
義父の意見
「これから少子化になっていく。オリンピックもある。購入はまだ待ったほうがよいのではないか?」
→ それはいついくらになれば元が取れると言えるの?
保険屋さんの意見
「賃貸住まいの「いつでも動ける」というメリットは、お金で買えないものです」
→ それは、売買賃貸のコスト比較を明瞭化した上で言っているの?
仲介屋さんの意見 「この物件はローンと管理費は、今の賃料と同じくらいですね」 → いやいや私が知りたいのは「つまり月いくらだったのか?」を知りたいんです。
住まいを売却した友人の意見
「購入価格とだいたい同じくらいで売却できた。もととれたよ」
→ 初期コスト売却時コストも考え合わせて、言ってるの?
ネットの様々なコラム
「ご存知ですか?不動産購入のこんなコスト」
→ そういうコストは要は「つまり月いくらだったのか?」にどれくらいインパクトを与えるの?
このサービスは、みなさんの住宅購入の背中を押すツールでもなかれば、諦めさせるツールでもありません。住宅購入という人生で数度しか訪れない慣れない契約形態を、明確に理解するためのツール提供です。このツールで考えることで、少なくとも十分に納得して家を買うことができます。逆に数字を明確に知ることで、混乱してしまいそうな方は利用しないほうがいいかもしれません。
エイヤで買う、それもまたその人の選択です。
では、私が考え、答えに至った、住宅購入の真の数字を一緒に吟味してみましょう! 他の意見、他の視点を歓迎します。これはふわっとした思いを綴るコラムやポエムではなく、明瞭に議論可能な数字の議論なのですから!
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